「銀盤カレイドスコープ Vol.2」
「
Book(Novel) 銀盤カレイドスコープvol.1」の後の話。
サブタイトルは「フリー・プログラム:Winner takes all?」です。
全日本選手権、NHK杯で好成績を収めた主人公・桜野タズサは、トリノオリンピックの出場権を得る。
そんな中で行われる桜野パッシング。
タズサは無事、トリノオリンピックに出場できるのか!?
そして、タズサと、取り憑いてしまった幽霊、ピートとの関係はどうなるのか?
銀盤カレイドスコープの二巻目。
この小説、Vol.1と併せて一つの物語が完結する形となっています。
Vol.1で五輪出場が決定したのですが、主人公の桜野タズサが「スポーツマンらしくない」という理由で、マスコミによりパッシングを受ける事となります。
(この内容を見ていて私は「爽快」な気分になったんですが、まあそれはおいておきます。そりゃ、スポーツが世論で勝敗が決まっちゃいけないでしょう。)
個人的にこの巻で好きなシーンは、
・トリノへ出発前の空港でのタズサと至藤のやりとり
・競技が終わって、女帝・リアとタズサのやりとり
・全ての競技が終わった後に、タズサが一人でリンクで滑るシーン
です。
Vol.1と一緒に、フィギュアスケートの面白さが少しわかる小説です。
追記:
そういえば、小説では女帝・リアは15歳。
現在の日本で浅田真央さんが五輪に出れるかどうかという話が出ていますが、小説では特例で出ているという話になっています。
個人的には、特例を認めてもいいかと思います。
認めるためには、大きな大会で何連続かで優勝するなど、一定基準を満たすようにするとか。
ただ、この小説にも載っていますが、五輪でアスリート人生を終えなければならないような状況に追い込まれるというのもありますので、精神的なものなども考えないとならないのでしょうね。
銀盤カレイドスコープ vol.2 フリー・プログラム:Winner takes all?
Posted 21:30
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