「銀盤カレイドスコープ Vol.4」。
偉大なるバカ姉貴に、愛を込めて。(初版の帯より)
サブタイトルは「リトル・プログラム:Big sister but sister」です。
スピンが得意で、将来が有望なスケーターのはずなんだけど・・・
実は優勝が一度もなし。
ライバルの神尾来夢(かみお・らいむ)との力の差は歴然。
なのにマスコミの注目度だけはトップクラス!
これでは全然お話にならない・・・
あの”偉大なるバカ姉貴”の妹である以上・・・
(背表紙より抜粋)
今回は、タズサの妹、ヨーコが主人公。
視点が妹側という事で、色々な事が書いてありますね。
姉への羨望・嫉妬・恐れ―
そういったものが色々と書かれております。
私自身は上の兄弟が居ないので、この感覚はよくわからないのですが、同じ事を既に姉がしていて、しかもその分野ではトップのほうを歩んでいる。
自分はまだそんなところまでいけていない・・・
そういうときの感情、よく書いているなぁ、と思います。
主人公は妹のヨーコとして書かれていますが、タズサが日本に戻ってきていますので、タズサも登場してきます。
このタズサが、結構ポツリと、本音らしきものを話している部分とか、ちょっと考えさせられたりしますね。
(マスコミに対する事とか、スケーターとしてとか。)
えーと、それと、今回もフィギュアスケーターの話で、アマチュアの、ジュニア部門の話です。
(タズサはシニア部門)
ここら辺も十分書かれていますので、フィギュアスケートがどういう風に育成しているか、少しはわかるのでは無いでしょうか?
(現実とまったく同じとは限らないけど・・・)
とにもかくにも、3まで読んだのなら、この4もお薦めですよ!
銀盤カレイドスコープ vol.4 リトル・プログラム:Big sister but sister
Posted 23:45
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