バックアップは何のために取るか?
「万が一データが壊れてもいいように」というのが昔の私の考え方。
でも、今は「データを以前の状態に復帰させられるように」というのが今の私の考え方。
多くの人が「バックアップを取っておけばよかった!!」と悲鳴を上げるのは、
大抵の場合、HDDが壊れたという状況からでしょう。
だから多くの人は「HDDが壊れた場合の対策」としてバックアップの重要性を上げる事と思います。
でも、昔ならともかく、今であれば、RAID1コントローラ搭載のマザーや拡張ボードが安く手に入ってしまう現状。
昔であれば数時間かけながらメディアにバックアップしていたのが今では意識せずにまったく同じデータを作成し、
しかも万が一一台が壊れたとしても一応現状は維持できると言う事で、
バックアップを作成しないでもいいという過信が増えてきているような気がします。
それでもバックアップは必要です。
RAID1でコピーが出来ていても・・・万が一ウィルスに感染したら?
全て同じ感染データでコピーが作られるわけで。
万が一、間違ってファイルを消したら?
全て同じファイルが消えたデータでコピーが作られるわけで。
まあ、ほんの一例で書きましたが、単純ミスでファイルの上書きというのもあるわけですよ。
それらを考えるとやっぱバックアップは重要なわけで。
で、なんでこんな長々と書いたかというと。
先日私が書いたエントリ
PC 自宅PC環境改造計画(妄想編)にかかってくるわけですよ。
LinuxでRAID組んで・・・さてバックアップの方法は?(汗
WindowsNT系ならNTBackupという手もありますが、Linuxでのバックアップしらんがな・・・
とりあえず今のところの妄想は以下の環境構築。
1.バックアップはデイリーバックアップ。
2.週の終わりに完全バックアップ、残り6日は差分バックアップ。
3.月一回、完全バックアップを残し、最低でも一月前まで戻せる状況にする。
4.以上を行うために、バックアップメディアは大容量に対応できるものが望ましい。
実現するために、LinuxでIEEE1394外付けHDD(リムーバブルフレーム)でこれにバックアップ作成。
ってかこの妄想、そこまで必要なのだろうか?
少なくともここまでやってたらRAIDいらん気がする。
・・・あ、駄目だ。NonStopにしないといけないんだっけか・・・
RAIDで冗長性は持たせないとならんのだったな・・・
#もっとも、世の中にはしっかりサーバを多重化して別フロア別電源で運用していたけれど、不幸なことにそれがNYのWTCで
#完膚なきまでにサーバが破壊され1週間以上も業務がとまってしまうなんてこともあるんですけど^^;
#さすがに某国でも有数の銀行だけあってバックアップ媒体は別場所に保管していたのもあったらしいけど。
>LinuxでRAID組んで・・・さてバックアップの方法は?(汗
>WindowsNT系ならNTBackupという手もありますが、Linuxでのバックアップしらんがな・・・
ひどく古典的な方法ですが、tarコマンドというのがありますし、cpioというのもそのようなツールのひとつですね。
Windowsでもそうですが、もっと多機能かつ扱い易いツールもあるはずですのでとりあえず調べてみるよろし。